おしっこ

ニセ児童文学叢書

うらめしあずき 5 全ては手のひらの上でしたー!

「…あれ?」 気がつくと、曽宗さんは保健室のベッドに横たわっていました。 ちゃんと、制服も着ています。確か、プールで…… 「よう、おはようさん。よく寝てたな」 その時、横から声がしました。振り向くと、隣のベッドでくつろいでいる緒茂さ...
ニセ児童文学叢書

うらめしあずき 4 プールサイドに百合が咲く

プールサイドから、10メートルほど離れました。ほんの少しですが、みんなのざわめきが遠くに聞こえます。 曽宗さんと緒茂さんは、御司留さんの片腕ずつを持ってわざとゆっくり…いえ、ほとんど足踏みに近い早さで歩きます。 「はあっ…ア……ァンッ…...
ニセ児童文学叢書

うらめしあずき 3 作戦、開始!

それからしばらく。曽宗さんが正気を取り戻したところで、緒茂さんは改めて『計画』の説明を始めました。ああ、おもらしの後始末についてはご心配なく。緒茂さんが、手下の人間を使ってジャージを持ってこさせ、曽宗さんはそれに着替えました。そして、そのま...
ニセ児童文学叢書

うらめしあずき 2 催淫剤・兼・利尿剤の効果は?

「…でも、どうするの?」 「こんな物がある」 気を取り直して訊ねる曽宗さんに、緒茂さんは一つのカプセルを取り出しました。 「なにそれ?」 「利尿作用付きの、催淫剤さ」 「さい…いんざい…?」 曽宗さんには、全くぴんときません。 ...
ニセ児童文学叢書

うらめしあずき 1 最悪の席替え

席替えのくじの中身を見たとき、曽宗さんはがく然としました。 自分の引いたくじと、番号との対応を示す黒板の文字、それから新しい席の周りの人の名前を見て…やっぱり、唇を噛むほかないようでした。 「曽宗さん、何番?」 「42番よ!」 吐き...
ニセ児童文学叢書

なつみちゃんのプール

「……このXが……だから……Yは……やって出せるのであって……」 (じーわ、じーわ、じーわ……) 先生の授業の声よりも、セミの声の方が、よく聞こえます。外はどんどん暑くなっていて、教室のみんなも、朝からもうぐったりしていました。窓の外に...
ニセ児童文学叢書

秘密の体育館

「ゆきのちゃーん……遅れてごめん……! あたし、来たよぉ……! ゆきのちゃーん……」 放課後の体育館。ちーこちゃんは、自分を呼びだしたクラスメイトの名前を呼んでいました。 「あれぇ……?」 体育館には誰もいません。しん……と静まり返っ...
ニセ児童文学叢書

まりこちゃん(仮名)跳び箱で大失敗をするの巻

(ぴっ!) (たったったったっ……ばんっ! たーん……) (ぴっ!) (たったったったっ……ばんっ! たーん……) 今日は雨が降っているので、まりこちゃん(仮名)のクラスの体育の授業は、体育館です。今日のメインは跳び箱。みん...
SF(少し・不条理)

ぶわっ 3 トレンチコートのある風景

別に、『あの距離をどうして一瞬で?!』なんて物じゃない。話が前後するけど、僕の座っている席は、壁沿いに据え付けられた、一脚の長いソファー。その前に、五〇センチ四方ほどの二人掛け用のテーブルが、これまた五〇センチ間隔ほどで並び、それぞれに椅子...
SF(少し・不条理)

ばふっ 4 4回目

駅前から、タクシーで行くと5分足らずの所に、僕の家はある。小汚いワンルームマンションだ。いつもなら、何の感慨もなく帰ってくるんだけど、今日ばかりは勝手が違う。後ろから、ちょっと妖しげな女性がついて来ているのだ。 「ここで……いいかな。僕の...
タイトルとURLをコピーしました