おしっこ

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光かがやく天使のしずく

釣りキチ日誌~立ちション講座特別編・秋期臨海学習 2 ゆーき、失敗する。そして?

昼ちょっと前までに、俺とゆーきは各一匹ずつ釣果を追加した。一匹目と同じく、俺はメバル、ゆーきはアイナメだった。諏訪さんはというと、カレイとキスを一匹ずつ。両方とも砂地の海底に住む代表的な魚だということらしい。この釣果が多いのか少ないのか、ビ...
その他作品

耳だけ芳ちゃん

――その日も、お芳ちゃんは、ちょっぴり長めのおかっぱ髪を一生懸命振りながら、『いつもの場所』に向かっていました。 時間も、いつも同じ。両親が寝静まった真夜中、こっそり調べて探り出した家の合い鍵を持って、扉をくぐるまではゆっくりと、でも、一度...
その他作品

星空の君 5 降ってきた星空

誰もいない砂浜に、人影が一つ。俺は砂に足を取られつつ、近づいていった。 女の子だ。……ん? この娘……そうだ! 昼間にサトウキビをくれた娘だ! 偶然だな。ちょうどいい。昼間はお礼が言えなかったから、ちゃんと言っておこう。 「こんばんわ」 俺...
その他作品

星空の君 3 唐突な光景

「んー……なんか、遠近感が変になりそうだぜ……」 ツマミを取りがてら、俺がむくりと起きあがったときだ。 ほとんど真っ暗な視界に、人影が見えた気がした。 「ん? おい……あそこ、誰かいないか?」 俺は目を凝らし、遠くを指さした。確かに誰かいる...
SF(少し・不条理)

ぶわっ 3 トレンチコートのある風景

別に、『あの距離をどうして一瞬で?!』なんて物じゃない。話が前後するけど、僕の座っている席は、壁沿いに据え付けられた、一脚の長いソファー。その前に、五〇センチ四方ほどの二人掛け用のテーブルが、これまた五〇センチ間隔ほどで並び、それぞれに椅子...
SF(少し・不条理)

ばふっ 4 4回目

駅前から、タクシーで行くと5分足らずの所に、僕の家はある。小汚いワンルームマンションだ。いつもなら、何の感慨もなく帰ってくるんだけど、今日ばかりは勝手が違う。後ろから、ちょっと妖しげな女性がついて来ているのだ。 「ここで……いいかな。僕の家...
光かがやく天使のしずく

Happy^2 Birthday My (S)We(e)t Angel! 1 いつもの時間

程良く残業をしてから家に帰り、あいつの作ってくれる夕食を、笑いながら平らげて、満足のため息一つに、投げ出す身体。流しからは、リズミカルに食器を洗う音と、あいつの鼻歌。なんということはない、いつもの時間。眠るまでの数時間、和やかな時間。 「は...
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