ラブイチャ

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お題でGO!

彼女のスイッチを入れてしまった俺

同棲している恋人が、高熱を出してしまった。 「なんか、頭がふわふわする……」 ある朝。いつもの時間にあいつが起きてこなかったので、どうしたんだと思って、俺が彼女の寝室に行くと、明らかに顔色が悪かった。 「熱か?」 「多分……」 何はなくとも...
光かがやく天使のしずく

釣りキチ日誌~立ちション講座特別編・秋期臨海学習 4 甘いおしおきで、おしまい

結局、何も起きなかった。車内に甘い呻き声が響くことも 、大洪水が突如として出現することも。車が自分の家の前に停まった時、俺は心の底から神に感謝した。 「さて、荷物を降ろしますか」 諏訪さんはリア・ハッチのロックを解除し、車から降りて荷物を降...
光かがやく天使のしずく

釣りキチ日誌~立ちション講座特別編・秋期臨海学習 3 車の中で、こそこそこそ

帰りの車は高速道路をスムーズに走っていく。往きと違ってそこそこの交通量が有るので、法定速度内でのクルージングである。結局あの後、俺たち三人は島からの高速船を降りた港町の食堂兼土産物屋でうどんと焼きハマグリの昼飯を食い、会社の同僚へ干魚の詰め...
光かがやく天使のしずく

立ちション講座・年末小考査

「よし、こんなもんだな」 俺は、バンダナを突き抜けて額ににじんだ汗を、ホコリまみれの袖口で拭い、大きく息をついた。 「こっちも終わったよぉー!」 後ろから聞こえる、元気な声。どんな顔をしているのかは、見なくても分かる。 「よし、お疲れ、ゆー...
光かがやく天使のしずく

あるひのてのひら

ぬくぬくとしたこたつの暖に包まれて、俺はぐったりとしていた。 仕事から帰り、ゆーきの作ったうまい夕食を食うまではいい。ただ、その後が続かない。このあいだ買ったばかりの座椅子に身体を預け、半開きの目鼻を天井に投げっぱなす。ゆーきが洗い物をする...
光かがやく天使のしずく

Happy^2 Birthday My (S)We(e)t Angel! 6 これからの時間

「ただいま」 「あ、お帰りなさーい」 ゆーきは、二人分の布団を敷き、その上にちょこん、と座って俺を待っていた。 パンパンに張りつめた風船から空気が抜けるように、俺の緊張感が抜けていく。そこへ聞こえる、ゆーきの声。 「遅かったね、潤一さん。な...
光かがやく天使のしずく

Happy^2 Birthday My (S)We(e)t Angel! 5 すれ違った時間

駅まで歩く五分ほどの間、俺は自分が早足になっていることに気付いた。なぜだかはっきり分からないが、何かある、そんな思いがあった。 「おっす」 「………………あ、こんばんは、友部君。ごめんね、こんな遅くに……」 改札から少し離れた薄闇の中に、彼...
光かがやく天使のしずく

Happy^2 Birthday My (S)We(e)t Angel! 4 濁った時間

「はあ……」 ゆーきの奴にプレゼントを買うのに、思いがけない道を通ることになったもんだ。この複雑な気分を紛らわせるには……そうだ、あそこへ行こう。 俺の足は、いつもの喫茶店へと向かっていた。 「いらっしゃい……やあ、友部君じゃないか。久しぶ...
光かがやく天使のしずく

Happy^2 Birthday My (S)We(e)t Angel! 3 過ぎていった時間

「さぁて……」 電車に揺られることしばらく、俺がやってきたのは、駅前のデパート。時々、ゆーきとも一緒に来るところだ。土曜日の昼時というのは、いつも異様な熱気がある。まあ、俺だって、子供の頃は楽しみだったけどな。珍しいいろんな商品と、何より、...
光かがやく天使のしずく

Happy^2 Birthday My (S)We(e)t Angel! 2 過ごしてきた時間

「……ぅ……」 紙の挟めるぐらいに細く、まぶたが持ちあがる。さしてかわりばえのしない天井と、蛍光灯が、ぼんやりと見える。別に、毎日の変化を部屋の内装に求めたりはしないが。 「…………」 頭が重い。起きなければ、と言う意識が、なかなか全身に伝...
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