スパンキング

コレクション・ハウスの夜

彼岸の彼方

後五分だ。 今なら、まだ間に合う。 気の迷いですべてを済ませて、この部屋を出てもいいはずだ。 「…………」 でも、私には動けなかった。『動きたい』という気持ちは、頭から手足に伝わるまでに行き先を忘れてしまう。そして結局、『のに』...
コレクション・ハウスの夜

神隠し~コレクション・ハウスの夜2

「いらっしゃいませ」 ちょっと洒落た商店街にある、高級ランジェリーショップ。 そこに、どう見ても分不相応な学生風の娘が入ってきた。 それに気づいた店員の挨拶も、高をくくって言葉尻がいい加減になる。その娘は、店内に並ぶ色とりどりの商品に...
SF(少し・不条理)

みしっ

……私はいったい、どうしてしまったのだろうか。 ……何の目的で、何の理由で、ここにこうしているのだろう。 ……動けない。 ……手も、足も、頭も、腰も、微動だにしない。 ……力はこもる。でも、動けない。 ……目の前に広が...
SF(少し・不条理)

ばふっ 4

4.4回目  駅前から、タクシーで行くと5分足らずの所に、僕の家はある。小汚いワンルームマンションだ。いつもなら、何の感慨もなく帰ってくるんだけど、今日ばかりは勝手が違う。後ろから、ちょっと妖しげな女性がついて来ているのだ。 「ここで…...
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