おもらし

お題でGO!

カタブツ女教師と、侠気(おとこぎ)番長

ここは、ある高校の、二年D組のクラス内。 教室内には、ざっくりと四十人ほどの男女の生徒がいるのですが、四時間目を前に、どの生徒も揃って、とても憂鬱な顔をしていました。 「はぁっ……」 男子の誰かが、重い溜息を付きました。それはあっ...
お題でGO!

三ツ角(みつつの)鬼娘の力競べ

これは、昔々のお話。いえ、もしかしたら今かもしれませんし、少し未来の話かもしれません。 ある山間の村には、数年に一度ぐらいに、少し不思議な出来事が起こるのが常でした。 それは、『鬼の子』が産まれることです。そもそもをさかのぼれば、あ...
お題でGO!

彼女のスイッチを入れてしまった俺

同棲している恋人が、高熱を出してしまった。 「なんか、頭がふわふわする……」 ある朝。いつもの時間にあいつが起きてこなかったので、どうしたんだと思って、俺が彼女の寝室に行くと、明らかに顔色が悪かった。 「熱か?」 「多分……」 ...
光かがやく天使のしずく

釣りキチ日誌~立ちション講座特別編・秋期臨海学習 2 ゆーき、失敗する。そして?

昼ちょっと前までに、俺とゆーきは各一匹ずつ釣果を追加した。一匹目と同じく、俺はメバル、ゆーきはアイナメだった。諏訪さんはというと、カレイとキスを一匹ずつ。両方とも砂地の海底に住む代表的な魚だということらしい。この釣果が多いのか少ないのか、ビ...
やみのおり

聞こえる声 6 外からの声

その日の夜。わたしは宿題を済ませるべく、机に向かっていた。 「………」 でも、手に持ったシャーペンは、トントントン……とノートに斑点を増やしていくだけで、解くべき問題は一向に頭に入ってこなかった。 食事は十分に摂った。ドラマを録画する...
やみのおり

聞こえる声 4 声なき声

結局、泣きながら後始末をして、その後、わたしは本当に寝込んでしまった。何も考えたくなかった。ただ、自分を責めさいなむ声だけが、延々と響いていた。 『自分の中から本当に痛い言葉は出てこない。本当に自分に痛い言葉を吐くのは、他人だけだ。自己嫌...
その他作品

聞こえる声 3 探す声

次の日。わたしは学校を休んで、部屋にこもっていた。 滅多に体調を崩さないわたしだから、母さんはとても心配して、「パートを休んで家にいようか?」と言ってくれた。でもわたしは、「そこまでしてもらわなくていいよ」と断って、母さんを追い出した。一...
その他作品

ファイナル・クエスト 2 魔女の憂鬱

「あーあ、暇だなぁ……」 石造りの巨大な城の中、同じく巨大な窓際に腰掛けて、つぶやく人影があった。 窓からは、だだっ広い野原と、森しか見えない。野原に生える草はみんな同じだし、森を成す木は、全て同じ背格好だ。単調な景色である。 「...
ニセ児童文学叢書

魔法の言葉と薬の話(続・看板娘)

その日の昼下がり、設楽絵美ちゃんは、うきうきとした足取りで廊下を歩いていました。でも、他の教室は授業中でしたので、あまり浮かれたそぶりは見せられないのですが、出来ればスキップしたいぐらいの気持ちで、歩を進めていました。 「んー……そーろそ...
ニセ児童文学叢書

緊急避難と再利用

「んむむむむむむぅ……」 白瀬 知美(しらせ ともみ)ちゃんは、顔を真っ赤にしてうなっていました。電車の中で数十分間、とんでもない我慢を強いられていたからです。 状況はいたって単純。電車が、めちゃくちゃに混み合っているのです。すし詰めも...
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