おむつ

その他作品

柔らかな殺意 7

7.夢  静をしっかりと抱きしめ、暖かさを確かめる。やげて、大きく視界が歪み、真っ白になっていく。……次の瞬間、二人は、下水道の中、自分たちが出てきた43番出口近くの通路に居た。 「助かりましたよ……。長年あなたを使ってます...
その他作品

柔らかな殺意 5

5.潜入 「寒いね……」 「えぇ……」 コツコツと言う足音が、眼下の闇に吸い込まれていく。 空調でも効いているのだろうか、足下から冷たい風が吹き抜ける。 そして、何段ぐらい降りたのだろう。横幅が狭いことと、段差がきついこと、さらに...
SF(少し・不条理)

ばふっ 4

4.4回目  駅前から、タクシーで行くと5分足らずの所に、僕の家はある。小汚いワンルームマンションだ。いつもなら、何の感慨もなく帰ってくるんだけど、今日ばかりは勝手が違う。後ろから、ちょっと妖しげな女性がついて来ているのだ。 「ここで…...
やみのおり

彼女のこと 5

5. 独言・弐  ……汝独りと思うなかれ ……汝に欠けたる物あらば ……天は汝に与えたもう ……母の愛が欠けたらば ……等しき者を与えたもう ……汝己を限るなかれ ……天は全てを みそなわす…… おわり 戻る
やみのおり

彼女のこと 4

4. 充足 「私のも……替えてくれる?」 私の姿を見て興奮したのか、息遣いが荒くなった彼女が言いました。「はぁ……はぁ……いいわ……」 思いがけぬ行為に一段落した私は、彼女をベッドに寝かせ、さっきやって貰った要領で彼女のオ...
やみのおり

彼女のこと 3

3. 渇望  私は、そのままの姿勢で彼女の話を聞いてあげました。変に目線を合わせるよりも、呟きを拾ってあげるぐらいの方が話しやすいだろうと思ったからです。 「お父さんとお母さんがね……私に……すごく期待してる...
やみのおり

彼女のこと 2

2. 告白  そして次の日。一日の授業がもうすぐ終わるという頃のことです。 普段通り授業を聞いている私の耳に、ある声が聞こえてきました。「……ッ……ふ……あ……つッ」 どこから聞こえてくるのかと目を巡らせると、昨日の彼女で...
やみのおり

私とアタシ 3

3.回帰  部屋に戻って気分が落ちつくと、あの声が言います。 『さぁ……服を脱いで……。生まれたままの姿になるんだ……』 「うん……」 言われるままに、服を全て脱ぎました。 『次は、ベビーパウダーだ……』 「あぁ……」 パタパ...
やみのおり

私とアタシ 2

2.憧憬 それからしばらく経ちました。『あの日』の事をいまだにどこかで悔やみつつ、また、学校からの帰り道のことです。 いつも通る商店街の、薬局の前に来たときです。 ふと、店先に置いてある、紙おむつに目が止まりました。 い...
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