エンドレス

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ニセ児童文学叢書

看板娘の終わらない一日

「……どう? 絵実ちゃん……?」 「もーちょい前」 「このぐらい?」 「気持ち後ろ」 「……んっと……?」 「はあい、オッケ」 早朝の女子トイレ。相模 鏡子(さがみ きょうこ)ちゃんは、壁に手をついてお尻を突き出し、設楽 絵実(したら えみ...
SF(少し・不条理)

みしっ ~ザ・グレイト・スパンキング・ショウ

……私はいったい、どうしてしまったのだろうか。 ……何の目的で、何の理由で、ここにこうしているのだろう。 ……動けない。 ……手も、足も、頭も、腰も、微動だにしない。 ……力はこもる。でも、動けない。 ……目の前に広がるのは、一面の闇。 …...
SF(少し・不条理)

ぶわっ 7 お約束の風景

(がくん!) 「おわぁっ!?」 僕は、階段を踏み外したような感覚で我に返った。びくり、と体が震え、音を立ててテーブルの上の物が揺れる。おっと、危ない、危ない…。慌てて体制を整え、辺りを見渡した。どうやら、くつろぎすぎてうたた寝していたようだ...
SF(少し・不条理)

ばふっ 5 n回目

「ふわぁぁぁ……」 いつもの朝。割と片づけられた部屋が目に映る。 「あれ? なんか……」 昨日あったような気がする……けど……気のせいか? ま、いいや、朝飯を喰いに行こう。 簡単に身支度をして、愛用の自転車で駅前の喫茶店に行く。 寝ぼけ眼に...
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