ボーイッシュ

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光かがやく天使のしずく

立ちション講座・年末小考査

「よし、こんなもんだな」 俺は、バンダナを突き抜けて額ににじんだ汗を、ホコリまみれの袖口で拭い、大きく息をついた。 「こっちも終わったよぉー!」 後ろから聞こえる、元気な声。どんな顔をしているのかは、見なくても分かる。 「よし、お疲れ、ゆー...
光かがやく天使のしずく

あるひのてのひら

ぬくぬくとしたこたつの暖に包まれて、俺はぐったりとしていた。 仕事から帰り、ゆーきの作ったうまい夕食を食うまではいい。ただ、その後が続かない。このあいだ買ったばかりの座椅子に身体を預け、半開きの目鼻を天井に投げっぱなす。ゆーきが洗い物をする...
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Happy^2 Birthday My (S)We(e)t Angel! 6 これからの時間

「ただいま」 「あ、お帰りなさーい」 ゆーきは、二人分の布団を敷き、その上にちょこん、と座って俺を待っていた。 パンパンに張りつめた風船から空気が抜けるように、俺の緊張感が抜けていく。そこへ聞こえる、ゆーきの声。 「遅かったね、潤一さん。な...
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Happy^2 Birthday My (S)We(e)t Angel! 4 濁った時間

「はあ……」 ゆーきの奴にプレゼントを買うのに、思いがけない道を通ることになったもんだ。この複雑な気分を紛らわせるには……そうだ、あそこへ行こう。 俺の足は、いつもの喫茶店へと向かっていた。 「いらっしゃい……やあ、友部君じゃないか。久しぶ...
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Happy^2 Birthday My (S)We(e)t Angel! 3 過ぎていった時間

「さぁて……」 電車に揺られることしばらく、俺がやってきたのは、駅前のデパート。時々、ゆーきとも一緒に来るところだ。土曜日の昼時というのは、いつも異様な熱気がある。まあ、俺だって、子供の頃は楽しみだったけどな。珍しいいろんな商品と、何より、...
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Happy^2 Birthday My (S)We(e)t Angel! 2 過ごしてきた時間

「……ぅ……」 紙の挟めるぐらいに細く、まぶたが持ちあがる。さしてかわりばえのしない天井と、蛍光灯が、ぼんやりと見える。別に、毎日の変化を部屋の内装に求めたりはしないが。 「…………」 頭が重い。起きなければ、と言う意識が、なかなか全身に伝...
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Happy^2 Birthday My (S)We(e)t Angel! 1 いつもの時間

程良く残業をしてから家に帰り、あいつの作ってくれる夕食を、笑いながら平らげて、満足のため息一つに、投げ出す身体。流しからは、リズミカルに食器を洗う音と、あいつの鼻歌。なんということはない、いつもの時間。眠るまでの数時間、和やかな時間。 「は...
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上級立ちション講座6 二人で後始末

「おーい、ゆーきぃ……」 「あー……」 「ゆーきくーん……?」 「ふあぁ……ん……」 「こら」 「ふぁっ?!」 ほっぺたをペチペチと叩いて、ゆーきはようやく我に返ったようだ。 「帰り支度、しないとな」 「あっ……そ……そっか……。ごっ……ご...
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上級立ちション講座5 二人で……

「とっ……とっ……とっとっと……」 「下りは、登りよりも危ないんだぞ。慌てるなよ」 「ととっ……そ……そうだね、気を付けて……」 軽やかに道を下るゆーきだったが、勢いの着いた足は、言うまでもなく滑りやすい。何度かバランスを崩しそうになって、...
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上級立ちション講座 4 二人でお昼寝

「さて、休憩はこのぐらいにして、行くか!」 「ん!」 名残惜しげにこびりつく土ぼこりをはたきっこする時、ちょっとしたイタズラ心で、ゆーきのお尻を必要以上にはたき、少しなでてみたりする 「あ……やんっ……」 「さあ、行くぞぉ!」 「もぉっ……...
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