和菓子

うらめしあずき

うらめしあずき 5

「…あれ?」 気がつくと、曽宗さんは保健室のベッドに横たわっていました。 ちゃんと、制服も着ています。確か、プールで…… 「よう、おはようさん。よく寝てたな」 その時、横から声がしました。振り向くと、隣のベッドでくつろいでいる緒茂さ...
うらめしあずき

うらめしあずき 4

プールサイドから、10メートルほど離れました。ほんの少しですが、みんなのざわめきが遠くに聞こえます。 曽宗さんと緒茂さんは、御司留さんの片腕ずつを持ってわざとゆっくり…いえ、ほとんど足踏みに近い早さで歩きます。 「はあっ…ア……ァンッ…...
うらめしあずき

うらめしあずき 3

それからしばらく。曽宗さんが正気を取り戻したところで、緒茂さんは改めて『計画』の説明を始めました。ああ、おもらしの後始末についてはご心配なく。緒茂さんが、手下の人間を使ってジャージを持ってこさせ、曽宗さんはそれに着替えました。そして、そのま...
うらめしあずき

うらめしあずき 2

「…でも、どうするの?」 「こんな物がある」 気を取り直して訊ねる曽宗さんに、緒茂さんは一つのカプセルを取り出しました。 「なにそれ?」 「利尿作用付きの、催淫剤さ」 「さい…いんざい…?」 曽宗さんには、全くぴんときません。 ...
うらめしあずき

うらめしあずき 1

席替えのくじの中身を見たとき、曽宗さんはがく然としました。 自分の引いたくじと、番号との対応を示す黒板の文字、それから新しい席の周りの人の名前を見て…やっぱり、唇を噛むほかないようでした。 「曽宗さん、何番?」 「42番よ!」 吐き...
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