マゾヒズム

コレクション・ハウスの夜

彼岸の彼方

後五分だ。 今なら、まだ間に合う。 気の迷いですべてを済ませて、この部屋を出てもいいはずだ。 「…………」 でも、私には動けなかった。『動きたい』という気持ちは、頭から手足に伝わるまでに行き先を忘れてしまう。そして結局、『のに』...
やみのおり

影縫光(かげぬうひかり)~幻影・裏面 1

1. 述懐  私は、小さい頃から人の目を良く気にする子でした。恥ずかしい、はしたない、という『恥』の意識を徹底してたたき込まれたのです。 そのためか、人付き合いも粗な物になっていき、私は本当の人付き合い、と言う物からは遠い...
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