うらめしあずき うらめしあずき 4 プールサイドから、10メートルほど離れました。ほんの少しですが、みんなのざわめきが遠くに聞こえます。 曽宗さんと緒茂さんは、御司留さんの片腕ずつを持ってわざとゆっくり…いえ、ほとんど足踏みに近い早さで歩きます。 「はあっ…ア……ァンッ…... 2019.05.10 うらめしあずきニセ児童文学叢書
なつみちゃんのプール なつみちゃんのプール 「……このXが……だから……Yは……やって出せるのであって……」 (じーわ、じーわ、じーわ……) 先生の授業の声よりも、セミの声の方が、よく聞こえます。外はどんどん暑くなっていて、教室のみんなも、朝からもうぐったりしていました。窓の外に... 2019.05.10 なつみちゃんのプールニセ児童文学叢書