やみのおり

影縫光(かげぬうひかり)~幻影・裏面 4 メビウスの輪

 全てを消し去る『光』は、幾万、幾億の針となって降り注いだ。 その針は、モノの想いを地に縫いつけ、影をもねじって縫い合わせる。 放たれた想いはたどり着くことなく、メビウスの輪の中を循環する。 そして、届かぬ想いに嘆くモノ達の、幾...
やみのおり

幻影 4 再び校門にて

 何度目かの、太陽が激しく照りつける時期がやってきた。 日差しは地面に陽炎を作り、景色を歪ませる。 しかし、それが『夏』という季節であることを認識する物は、もう、いない。  一瞬の『光』が、全てを呑み込んだ。 生け...
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