ボーイッシュ

中級・夏期特別補講

中級立ちション講座・夏期特別補講 2

Act.2 「うーむ…………」 屋上のビアガーデンで、俺は、あの時の浜辺のようにうなっていた。 広い屋上に作られた座席は、またしても人、人、人……。 失礼を承知で言わせてもらうが、一体どこから湧いて来るんだろう……。 ...
中級立ちション講座

中級立ちション講座 4

4.潮風の中の講義  「(ゆーき!ゆーきぃぃぃっ!!)」 渾身(こんしん)の力で俺は泳いだ。距離は二十メートルもない。すぐのはずだった。 しかし、焦る気持ちが、力の伝わる効率をどんどん下げていく。掻き出すはずの手のひらは水を切...
中級立ちション講座

中級立ちション講座 3

3.芋洗いの炎天下  翌朝。嬉しいときは、フライング・ボディアタックのキレも良いのだろうか、予定よりかなり早く起こされてしまった。 俺も、寝ぼけまなこでタンスの奥から水着を引っぱり出してくる。こっちは何の変哲もない、黒のトランク...
中級立ちション講座

中級立ちション講座 2

2.イモムシの昼下がり 「うー……」 そして、週末。クーラーの効いた部屋で、俺達はイモムシになっていた。 日差しは日々強くなり、見上げれば、夏独特の、吸い込まれていきそうなほどに深い青空がある。基本的に内勤の俺も、昼飯時な...
中級立ちション講座

中級立ちション講座 1

1.フライング・ボディアタックの朝 朝。一日の始まり。 昨日の疲れも、寝汗と共に幾分かは流され、夢うつつの目に差し込む窓からの朝日が、最後まで駄々をこねる意識を揺り動かしてくれる。 やがて、微かな音を立てるように、五感が働き始める。そ...
光かがやく天使のしずく

初級立ちション講座 1

1.レッスン1 「うー……いー……」 その日の朝早く、俺はしたたかに酔っていた。友人の下宿で、久しぶりに夜通しで飲んだのだ。さんざん馬鹿話をしながら、スナック菓子や缶詰やタバコを肴に、わざと安い酒をがんがん飲む。はっきり言って悪...
タイトルとURLをコピーしました