ボーイッシュ

光かがやく天使のしずく

上級立ちション講座3 二人でおにぎり

「んっ……うーん……」 まぶた越しに、ごく弱い朝の光が感じられる。寝返りがうてるところを見ると、ゆーきはもう起き出しているようだ。 「(ってことは……)」 ごく薄く、目を開けてみる。やっぱり、ゆーきの奴、布団のそばにしゃがんで、俺の顔...
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上級立ちション講座2 二人で相談

「いっただきまーす!」 「うん、結構美味くできてるな……。どうだ? ゆーき」 「うん! すっごくおいしいよ!」 「はははっ……それはどうも……」 ニコニコ顔でうなずくゆーき。あんまりいい顔で笑う物だから、多少行儀が悪くても、許してし...
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上級立ちション講座 1 二人でお目覚め

「はぁっ! はぁっ! はぁっ! はぁぁ……っ!」 俺は、闇の中を走っていた。 いや、正確には、まったくの闇ではなかった。 ほの明るい、熱い闇。背後から聞こえる、爆発音。 巨大な火山が、気まぐれなその怒りをぶちまけていた。 真っ...
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いきたい~立ちション講座・概論5 あの人の、いのちの音

そんな調子で数冊読んでいるうちに、外がなんだか薄暗くなってきた。雨の勢いは弱まってないけど……。時計を見る。……あ、もう夕方だ……。台風のせいか、ずいぶん暗いなぁ……。 (くぅぅ……) もう一度鳴る、ボクのお腹。お昼食べるの...
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いきたい~立ちション講座・概論 4 一人でしても……

(ざー……ざー……ざー……) 「ん……んんっ……?」 翌朝。そんな音で目が覚めた。……雨、かぁ…… 寝ぼけ眼で起き出す。あれ? なんだか……空気が重い……? 外の様子を見ようと、窓を開けてみた。すると…… (びゅうっ!...
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いきたい~立ちション講座・概論 3 いのちの音

……なんだか懐かしいなぁ、ほんの数ヶ月前のことなのに……。 見上げた空は、夕暮れに赤ぁく染まってて、ボクの体にも、そのおすそ分けをくれる。 真っ赤な夕日。昼と夜、この世とあの世を繋ぐ、不思議な時間。その後に来る夜はまだ怖いけど、...
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いきたい~立ちション講座・概論 2 あの日のこと

お腹も一杯になったボクは、食後の運動をかねて、またぐるりと回って、家の近くの公園までやって来た。 別に何も変わったところのない、小さな公園だけど、ここもボクのお気に入りの場所。いつものベンチに座って、思い切りもたれかかって、空を見...
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いきたい~立ちション講座・概論 1 いつもと違う週末

「る、るるるーん……」 鼻歌を歌いながら、ボクが振るのはフライパン。炒めてるのは、セロリと豚肉。セロリがしっとりするまでよーく炒めて、お塩とコショウで味付けして……。 とっても簡単で、おいしいおかず。潤一さんの好物だから、ボクも...
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ぽかぽか~立ちション講座・休憩時間 その2

「(……お?)」 と、そんな、更にオブラートを重ねてしまったような視界に、人影がうつった。ベンチに横たわる、ちんまりとした体。膝までで折り返したようなジーパンに、Tシャツ。その上半身は、小さいながらも、柔らかな曲線を描いていて……...
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ぽかぽか~立ちション講座・休憩時間 その1

「うーむ…………」 「どうしたの? 友部さん?」 昼休み。いつも行く定食屋の一件で、日替わり定食を食べながら、俺はしきりに唸っていた。何か悩んでいる風に見えたのだろうか、一緒に喰っている同僚が、心配そうな声を掛けてくる。そいつは...
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