彼岸の彼方

コレクション・ハウスの夜

彼岸の彼方

後五分だ。 今なら、まだ間に合う。 気の迷いですべてを済ませて、この部屋を出てもいいはずだ。 「…………」 でも、私には動けなかった。『動きたい』という気持ちは、頭から手足に伝わるまでに行き先を忘れてしまう。そして結局、『のに』...
タイトルとURLをコピーしました