彼女のこと 3

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3. 渇望

 私は、そのままの姿勢で彼女の話を聞いてあげました。変に目線を合わせるよりも、呟きを拾ってあげるぐらいの方が話しやすいだろうと思ったからです。

「お父さんとお母さんがね……私に……すごく期待してるの。絶対良い大学へ行ってくれ、とか、資格をたくさん取れ……そしたら、いい会社に入れるからとか……」

 ……大体の想像は付きました。
 親が子供に期待をするのは悪いことだとは思いませんが限度があります。親本人にして見れば、子供の将来に期待し、また案じて、道を色々示してあげているつもりなのでしょうが、子供からしてみれば、『完璧な人間になれ』と言われていると思えるのです。
 そして、真面目に孝行しようと思う子供ほど、応えきれないと分かった時、『切れて』しまうのです。

「あたし……色々がんばったの。でも、あたし……貴女と違ってバカだから……何にも出来なくて……悔しくて、どうしたらいいかわかんなくて……ある日、『帰りたい』って 思ったの。両親が優しくしてくれた、赤ちゃんの頃に……。それで、思い切って今まで付けてた大人用の吸水パンツじゃなくてオムツを着けてみたの。そしたら、なんだかすごく安心できて……」

 躯をゆりかごのように揺らしながら、私は彼女がますます愛おしくなりました。
 あぁ、この子も同じだったんだ。期待に応えるよりも何よりも、ただ、愛して欲しかったんだ。優しくして欲しかったんだ。
「あ……?!」
 私は、彼女の顔をこちらへ向け、口づけをしました。軽い、優しい、でも長い……

 ふっ……と唇を離した後、私は言いました。
「ありがとう。話してくれて。私は貴女に何も言える立場じゃないけど、ちょっとはすっとした?」
 彼女は涙のたまった目で微笑み、答えます。
「うん……ありがとう。こんな話、今まで誰にも出来なかったから……」
「うん。でも、自分をあんまりバカバカって言わない方がいいわよ。暗示に掛かっちゃって、本当にバカになっちゃうから」
「うふふ……っ」
 どちらからともなく、くすくすと笑い合いました。笑いながら私は、今度は少しからかうように言いました。
「でもそれだけじゃ、えっちなことをするようには、ならないでしょ?」
 今度は彼女が顔を真っ赤にして言いました。
「うん……最初はタオルを当ててみたんだけど、そしたら……布地がアソコに当たるのが、気持ちよくって……指でいじるのとは、違って……」
 私は、その話を聞いてますます布オムツを当てたくなりました。どんな感じがするんだろう、考えただけで躯が熱くなります。私は思い切って言いました。
「ねぇ、お願いがあるんだけど……私にも、布オムツ、当ててくれない……?」
「え……? ……うふっ……いいわ。出してあげる」
 そう言って彼女は、部屋のタンスの一番下、鍵のついた段を開けます。
 そこには、色とりどりのオムツカバーと、布オムツが入っていました。
「うわぁ……」
 ドキドキしながら、付けたい柄のカバーを選びました。フリルのついた白い物です。

「着けて……くれる?」
 私は興奮に震える声で言いました。
「いいよ……」
 同じくトロンとした目になっている彼女が言います。

 制服を脱ぎ、下着姿になります。そして……彼女の姿を見て興奮し、少し湿ったショーツを脱ぎます。
「……可愛い……」
 綺麗に剃り上げた私のアソコを見て、彼女は呟きました。 改めて他人にそう言われると、いっそうドキドキする物です。
「……そこのベッドに広げるから、おしり乗せて……足、上にあげて……」
 言われるとおりに姿勢を作ります。そして、パタパタとベビーパウダーがはたかれ……おむつをアソコに当てました。

ぞくっ!

 紙とは違う、荒い、でも柔らかい、不思議な感触が躯を駆け抜けます。
「っはあっ!」
 そんな声が思わず上がりました。
「大丈夫?」
 突然の声に驚いたのか、彼女が訊きます。
「あぁ……ん……大丈夫よ。ちょっと……ビックリしちゃって……」
 どんどん荒くなる息を感じながら、私の下半身は布オムツにくるまれ、カバーが被せられました。
「……うふう……」
 できあがった姿は、本当に可愛い物でした。
 それに、パンツタイプのものとは違う心地よい圧迫感……腰を動かすと、アソコと布がこすれてじわじわとした快感が襲ってきます。
「はあっ……ああうっ……ふうんっ…………!」
私はしばらく、オムツの上からアソコをベッドに擦りつけるのに没頭していました。
 彼女は、そんな私の姿を嬉しそうに見ているのでした。

つづく

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