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この日は朝から検査のため、起床と同時に右目にアイパッチを着けることになっていた。バンソウコウの親玉みたいな奴で、顔の四分の一ぐらいが隠れるやつだ。……遠目に見ると、『四分の一のっぺらぼう』みたいで、かなり不気味。 そんなわけで洗顔後、ぺたりと貼る……すると……来た! やはり来た!! そうなのだ。入院前からそうだったのだが、片目で見ている都合で、どうも左目が極端な眼精疲労を起こすようなのだ。 目玉にゴロゴロとした違和感が走り、頭は割れるように痛い。こうなる度に思う。 ……と。 やはり私は入院患者なのだ。改めて認識する。 全ての思考はこの苦痛を耐えるために費やされ、その他はストップした。 メシに何を喰ったのかさえ覚えていない(それでも喰ったが)。 夕方、ようやく検査。やっとアイパッチをはずせる。……やれやれ……。 その後、家族が見舞いに訪れ、執刀医の先生から、共にオペの説明を受ける。 『部分麻酔で、目に注射』……やっぱそうだろう。しかし、今更後には引けん!! 腹をくくる。 夜。まだ頭痛が残っている。苛立ちは募るばかりだ。 ……さっさと眠ることにする。 ……寝付きは……良くなかった。 |