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空飛ぶ酒飲み

 私はこれまで3回、海外へ行きました。その時の年齢はそれぞれ、14歳、20歳、そして今回は25歳。14歳では当然飲めず(そう言えば、当時、ドリンクは機内サービスなのに、金を払おうとして失笑を買ったよなぁ……)、ハタチの頃は、洋酒にあまり興味がありませんでした。

今回は飲みましたぜ!(笑)

 とは言え、さほど強くない&到着後の行動に支障が出るとまずいので、ほどほどに……ですが。

しかし、機内サービスは豪勢ですな! 視界に入った分でですが……ウィスキー、ブランデー、赤白のワイン、ジン、なんとカンパリまでありました。

 そんな中、行きの機内で飲んだ物……

 ・ジョニ赤(スコッチ・ジョニーウォーカー赤ラベル)
この時点で、D.S.T.結構ゴキゲン。ジョニ赤は好きな銘柄なのっす。オンザロックで、ダブルをぐびぐび。
……ああ、ここにタバコがあれば、どれほど嬉しかんべえ……(機内は禁煙です。ご協力有り難うございます(泣))

 ・マーテル コルドンブルーVSOP(ブランデー)
 ショック! まさか、一度は飲みたかった憧れの銘柄を、社員旅行の機内で飲めるとは!(憧れと言っても、7000円も出せば量販店で買えますけど(^-^;)
手のひらでグラスを温め、立ち上る芳醇な香りを愉しみながら、ゆー……っくりと舐める。ああ、至福! この香りのよさは、レミー(レミー・マルタンVSOP)とどちらが上かしら?
 「堪能しながら飲んでるなあ……」とは、隣に座る同僚・悠煌氏の弁。まさにその通り! これを堪能せずして、何の酒飲みぞ!
……ああ、ここにタバコがあれば、どれほど(以下略)

 さて、以後はタイ到着のお話。とは言え、タイで飲んだ酒は、ほとんど二種類のみ。すなわち、『シンハービール』と『メコンウィスキー』。

 まずはシンハー。最近になって、他にも競合銘柄が出てきたとは言え、やはりタイを代表するビールです。
 味は、ほのかな甘みがあって、こくがあると感じました。国内でもラガービール派の私としては、とても好みの味です。それとやはり、添加物を使っていない(使う技術がないのかも知れませんが)せいか、嫌味な味がありません。何より、タイの気候というのが大きく影響していましょう。日がな一日半袖短パンでフラフラしていても、やはり滴る汗の玉。日中はミネラルウォーターを飲みますが、日が暮れてくると恋しいビール。しかし、飲んでも即座に抜けていきます。はて、これと同じ状況を、私は知っているぞ……と、思い当たったのが、沖縄の『オリオンビール』。あれも、当地の人は「農作業の前にまず一本」というぐらいに気軽に飲むビールだそうです。なるほど、以前訪れた沖縄も、そりゃあ暑くて汗が滝のようでした。ただ、オリオンビールがドライ系のあっさりとした味わいなのに対し、シンハーはこってり系。それでもゴクゴク飲める当たりは、旅の不思議と言えましょうか。アルコール分は結構高めらしく、大瓶一本空ければ、それなりに回ります。やはり、日本のアジア料理店で飲む時とは、雲泥の差があるなと思うのです。「いくらでも飲めるぜヘイ! このまま遊び(深読み可)に行こうぜヘイ!」と思っていましたが……シンハーの酔いが邪魔をしたのやら助けてくれたのやら(苦笑)。

 お次はメコンウイスキー。これまた、大衆酒の代表として語られることの多い酒です。初日にホテルのレストランでソーダ割りを飲んだのですが、いまいち味がよくわからない。そこで、次の日に自由行動で行ったレストランで、オンザロックを飲むことに。

 見た目は確かに、ウィスキーの琥珀なんですが……香りがヘン。と言うか、何となく、消毒用アルコールの臭い。一口なめてみても、やはりウィスキーらしさはナシ。
「……はて、俺はこの味をどこかで知ってるぞ……?」頭の中を探してみて、思い当たりました。

そうだ、『カスタム』だ!!

 カスタム。サントリーの製造しているスピリッツの名前です。しかし、『スピリッツ』であること以外、その正体は不明です。ウィスキーでもブランデーでもない、新しいスピリッツ……のようです。推測形なのは、製造元たるサントリーのHPにも、情報が載っていなかったから。しかし、確かに言えるのは……

・『カスタム』は、安酒である。
・『カスタム』を飲み過ぎると、悪酔い大確定。

読者の皆様の中に、『カスタム』を愛飲されている方がいらっしゃったらすいません。でも、学生時代の私の記憶は、それでした。

 話は飛びましたが、メコンウィスキーの味と香りは、まさにカスタム。よく味わえば、ウィスキー風味があるような気がするけれども、やっぱり消毒アルコール。帰国後、物の本で読んだところによると、メコンの原材料は、なんと米だとのこと。それに、ウィスキーっぽい風味をつけているのだ……と。さもありなん、さもありなん……と、いやに納得してしまった私でありました。好意的に解釈すれば、学生時代を思い起こさせる、懐かしい味……というところでしょうか。手っ取り早く正体不明になりたいときには、いい酒かも知れません。

 バンコクでの夜、遊び(深読み可)未遂で帰ったホテルで飲んだのは、「SPY」というワインクーラー。ちょっと甘い、ワインのソーダ割りですね。屋台で買った焼き鳥をサカナにワイン。もうこうなったら何でもええんちゃうのワレ!? ってなもんです。ワインクーラーはおいしくて、350ml缶で60バーツ(約180円)。安い。日本の酒飲みからすれば、夢のごたる世界です。それと、シンハー以外の銘柄のビールも飲んでみましたが、あのほのかな甘みを気に入った舌には、何だか物足りなく思えました。

 とにかく、なんだかんだを買い込んだバンコクの酒盛りは、午前4時まで続きましたとさ(笑)。「今度は絶対遊んで(深読み可)やる!!」とは、二人の共通した意見でした。

 ……そして、帰国する段。所はバンコク国際空港の免税店。最初に述べた通り、酒に興味がある目で眺めてみると……

なんじゃあ、こらぁーっ!?

 量販店に慣れた目からすると、全然安くないではありませんか。ショック! これなら、パタヤのコンビニへ寄ったときに、何本か買っておけばよかった……と思えど、既に後の祭りのドンヒャララ。しかし、千数百バーツ余った現地通貨を遣わなければいけないという点から、とりあえずアイリッシュウィスキーの『ブッシュミルズ10年』を買うことに。値段を確認しても、やっぱり……自宅から自転車で10分ほど行った店とほとんど変わらなかったです。免税店の意味って一体……あ、タバコが安く買えるか(笑)。

 それから、バンコクの免税店のオバチャンよ……

売り込みをかけてくる免税店員なんて、あたしゃ聞いたことがありませんわよ!?

タイ人の商魂たくましさは、空港でも変わらないようです(苦笑)。

 そんなこんなで、一路日本へ。ワインなんかを飲みつつ、そのせいで寝汗をダラダラかきつつ、関西国際空港へ着いたときには……真っ先に、日本の缶コーヒーが恋しくなりましたとさ(笑)。



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